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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第25章 強化合宿はじめます





宇『とりあえず全員…背を合わせて座ろう。
……どの道動けねぇ、少しでも休むぞ。』

し『すいません……。』
杏『いや、俺も動けん。気にするな。』

実『ここまで動けた事が異常なんだァ。
……俺も、流石にやべェ…。』



皆足は小刻みに震え、立っているのがやっと。

何とか背を合わせて地に腰を下ろすと
踏ん張っていた力が抜けて安心感を覚えた。


そして安心感で途切れた集中力は
身体の疲労を自覚させ忘れていた睡魔が襲う。



宇『……いいか、とりあえず寝るなよ。
…ひたすら…派手に喋り続けろ。』

実『いや…。俺は眠気はまだ大丈夫だ。
……順番に起こす。お前らは目閉じてろォ。』


杏『いや、コレは1度寝ると…その、起きれん。』
し『確かに…短時間の仮眠は厳しそうです。』



実弥の提案に頷こうとした杏寿郎としのぶだが
2人は短時間仮眠を繰り返すのには慣れていない。

元よりここまで疲労して眠りこければ
少なくとも一刻は寝過ごしてしまうだろう。

情けなく思うが嘘をついても仕方がないと
素直に申し訳なさそうにそう告げると
杏寿郎の肩を天元が優しく叩いて打開策を伝える。



宇『……俺も割と直ぐに起きれるたちだ。
不死川と俺は順に寝る。お前ら2人は寝てろ。』

実『こればっかりは慣れと体質だァ…。
気にしねェで、次動く時のために目瞑っとけ。』

杏『……すんまん、必ず起こしてくれ。』
し『もし何かあったら引っぱたいて下さい…。』



意地を張っても仕方ない。

どうにもならないのなら、2人の優しさに甘えて
今は1回睡眠をとる事にしよう。

次に動く時にお礼の変わりに2人の倍
自分達が動けばいい。

杏寿郎としのぶはそう思い
起こしてもらう約束をして素直に瞳を閉じた。

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