【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第6章 相談役のお試験
私は本が好きだ。
勉強も苦手ではない。
けれど圧倒的に量が多すぎた。
「一応なんとか目が通せたけど……。」
いったい、どんなテストだろうか。
御館様は何処を特に重要視しているのだろうか。
「…まあ、全部が大切な事んだよね。」
あぁ、着いてしまった。
御館様に会うのは楽しみだけれど
試験となると、なかなかに気が重い。
ごめんください。と、は
遠慮がちに戸を叩いた。
綺麗な客間でまっていると
静かに襖が開き笑みを浮かべた御館様が出てきた。
産『いらっしゃい。』
「お久しぶりです、か、耀哉様!」
産『元気そうで良かった。』
「耀哉様は、お変わりありませんか?」
美味しい甘味を口にしながら
ほんわかとした時間が心地よく流れる。
「はっ!そう言えば試験!!」
やるなら先にしてしまいしょう!
と鼻息荒くが言うときょとんとした
顔をされた。
産『あれ?ちょっとした冗談の
つもりだったのだけれど……。』
本気にしてしまったかい?
と微笑みながら首を傾げる御館様。
「………っな!?」
冗談は言っていい人と悪い人がいます!!
と心の中で絶叫したが、口に出す訳にもいかず。
お戯れが過ぎますよぉ…。
と自信なさげに呟いて甘味を口に突っ込んだ。