【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第2章 おいでませ鬼滅の刃。
□夢と夢の中で
「…んー、暖かいぃ。」
むにゃむにゃと目を覚ますと
はまた真っ白な空間にいた。
「今度は身体があるわ、良かった。」
とりあえず今回は身体があるようだ。
もしかして、さっそく死んだのか?
と、首を傾げているとポンッと音を立てて
突然 夢が目の前に現れた。
『っ!名前くれてありがとうっ!』
「びっくりしたぁ…。
夢が居るってことは…狭間??」
『ちがうよ、の夢の中。』
「あぁ、なるほど。
だから今回は身体があるのね。」
『そうそう、そういうこと。』
にこにこと愛想良く返事をされたので
こちらも微笑み返すが、何かを忘れている。
夢はとても可愛いが…何か言わなきゃ
ならないことが……。
「あ!!一緒に居るって言ったのに
なんで話も聞かないのよ!?
それに!あんな凍死しそうな場所に
あんな格好で落としたら死んじゃうよ!
せめて敵の前とかにしてよ!!」
とりあえず言いたい事を
一息で言い切ると夢がしょぼんと眉を下げる。
『白が似合うなぁって思ったから…
上から見て綺麗な白い所に落としたんだけど
寒いと人間って死んじゃうんだね…。」
ごめん…と呟く姿はさながら怒られた子犬。
これ以上怒る訳にも行かず夢をひょいっと抱き上げ、
頭をよしよしと撫でてやる。
「ごめんね、大丈夫、生きてるし!」
にこりと微笑むを見つめて、
夢は大きな目をパチクリとさせる。
『もう怒らない?』
「そもそも怒ってないよ。
ちょっと、ビックリはしたけどね。」
そう言うと、夢にほっぺたを擦り付ける。
ふわふわして心地が良い。
『ふふ、くすぐったいよ。
あ、一応設定があるんだよ。
それ説明しに来たんだ。』
「…説明今するの?絶対忘れてたよね?」
『…ごめん、忘れてた。』
「大丈夫大丈夫。ね?そんな顔しないで。
そんなに気にしなくていいよ。」
『割と気にしてない。とりあえず説明するね?』
「……お、おう、もうどうにでもなれだわ。」
唐突な切り替えに、
この子さっきのも作戦なんじゃ…。
と唖然とするが、とりあえず受け入れる事にする。