【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第24章 時は止まらず動き出す
そして、少しばかり部屋が静かになると
__ポンッ。と優しい手がの頭の上に
降ってきて、その手の方へ目線を向けると
ニコリと優しく笑う 杏寿郎 がいた。
杏寿郎は一瞬だけと目を合わせてから
スっといつものように真っ直ぐ前を向いて
しっかり胸を張ってから叫ぶように言葉を放つ。
杏『前へっ!!…前へ進めだっ!!!』
「杏寿郎……。」
杏『なぜ皆、そんな辛気臭い顔をしている!!
だぞ!!止まるわけがないだろう!!』
「ふふっ、何それ。」
いつものように煩いくらいの快活な声で。
殆ど暴論に近い自論をスッキリと言い放ち
__はははっ!!と笑う杏寿郎に
皆つられてクスクスと安心したように笑い出す。
なんでそんな当たり前の事を忘れていたのか。
心配するだけ無駄だ。
結局最後はまぁ、だからなぁ…。
と、この強情娘の前では諦めるしか手がない。
そしてそれだからこそ、
自分達も力にならなくてはと前を向けるのだ。