【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第24章 時は止まらず動き出す
柚樹が向かった扉の前には
正座する3人を見てポカーンと佇むカナエ。
カナエも救護所の入口で可哀想な天元を
見つけて、何となく柚樹を探したのだが
またココにも可哀想な男を3人も発見して
もはや立ち尽くすしかなくなったのだ。
カ『………えっと、表の アレ は…。』
柚『コレ と同じ獣の躾ですよ。』
カ『(け、獣の躾って…ちゃん絡みね。)
は、はい。分かりました……。』
すれ違いざまにカナエの肩を叩く柚樹は
目を細めて笑ってはいるのだが、
未だに何とも言えぬ威圧感を背負っており
取り敢えず逆らわず了解の意を示すと
カナエのお茶も持ってきますね。
と優しい声色で囁いてから
柚樹は今度こそ部屋を去っていった。
____シーン。と静まり返る部屋。
なんとも言えぬ空間が出来上がってしまった。
皆が何となく固まっていると、
そこにまるで太陽のような声が響いた。
「あ……あの、皆っ!!ただいまっ!!」
今日の光も、やっぱりだ。
声の主は皆といつものように
馬鹿なことが出来きた。
それが何だか特別嬉しく感じたようで
頬が痛くなるのではと心配になるほど
にっこりと笑っいながら
ただいま。 をそれは嬉しそうに伝えていた。
あまりに眩しいその笑顔に皆目を見開いてから
頬をかいたり、目を逸らしたり、微笑んだり
涙ぐんだり。それぞれが それぞれらしい顔で
喜びを黙って全身で伝える。
そして、ずっと言いたかったおかえり。 を
順番にくちづさんでいった。
し『おかえりなさい。
早速おバカな漫才が見れて元気でました。』
義『後で無茶した説教だかんな。
……起きるの遅いぞ。…おかえり。』
杏『俺は鍛錬がしたいんだっ!!!
早いとこ完璧に治してくれ!!おかえり!!』
実『……おかえりィ。』