【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第4章 ご報告に上がりました
産『確かにそれはそうだね。
不思議と見落としていたよ。』
「出過ぎた事を言ってしまい、
本当に申し訳ありません。」
産『いや、そうやって言ってくれる人は
私には中々居ないから、感謝しているよ。』
「ありがとうございます。」
申し訳なさそうに肩をすぼめるを優しく撫でる。
産『君を子供にはしたくないなぁ。』
「へ?」
産『隊士達は皆僕の子供だと思っているんだ。』
「なら、私ももうすぐ子供ですね!」
ふふふ、と嬉しそうに笑う姿に
そうなんだけど、お願いがあるんだ。
と、顔を覗き込む。
産『君がもし良ければだけど、
鬼殺隊に入っても 友人として相談役を
やってくれないかい??』
「そ、そんな大役は。」
産『…駄目なのかい?』
眉を下げ首を傾げるその姿は
失礼と分かっていても愛らしく感じてしまう。
「…御館様がそう望むのなら、
私はお受けする他ございません。」
恥ずかしくなり下を向いていると
上から品の良い笑い声が降ってきた。
産『ふふふ、私も中々に傲慢だからね。』
先程とは打って変わって
年齢相応の楽しそうな笑みを浮かべる。
「(やられた…。とんでもねぇ御館様だ。)」
産『そうと決まれば、屋敷を用意させよう。』
「や、屋敷ですか!?」
産『安心していいよ、柚樹と義慈も一緒に住めるように手配するから。』
「え、ちょっと待ってください。」
柚樹は医療にも詳しいから
カナエのところを手伝ってもらって、
義慈は隊士に稽古を付けてもらえばいい。
あの周辺の見回りをお願いしていたけれど
最近あの辺は鬼も出ていないし
ちょうど場所を変わって貰おうと思っていたんだ。
産『君の師範に報告をしないとね?』
「わ、わかりました。(拒否権ないじゃん!)」
産屋敷耀哉。
慈悲深い、人徳のある人物であるが
目的を遂行する為には
手段を選ばない類の人間である。
産『友人なのだから、名前で構わないよ。』
「そ、それはちょっと。」
産『…駄目なのかい?』シュン
「か、耀哉様………。/////」
産『うん、ありがとう、。』
「…。(とんでもねぇ御館様だ。)」
柚 義 『『……。(とんでもねぇだ。)』』
一体、この数刻で2人に何があったのかと
師範2人は頭を抱えるしかなかった。