【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第4章 ご報告に上がりました
「それに、上弦の鬼は柱3人分の力があると
よく例えられます。それが分かっているのに
1人で戦うなんて行けませんよ。せっかくの組織なのですから。」
私は常に単独行動を控え、柱に匹敵する人を
育てる事が確実に根源を経つための近道だと
恐れ多くも考えています。
真っ直ぐ前を見て言う横顔は
どこか遠くを見つめていて、
その守りたい人に己が入って居ないことは
当たり前だと言っているように聞こえる。
そんな姿に何とも言えない気持ちになり
そっとを抱き寄せた。
産『君も守られていいんだよ、
その資格は誰にでもあるんだから。』
思いがけない行動に衝撃を受けたが
抱きしめられた手をやんわりと解き
まだ見えている御館様の瞳に自分を写した。
「…御館様、ちがうのです。
守ることでしか、私は私という存在を守ることが出来ないのです。」
やっと、見つけられた 私 はそこにだけにあるのです。
だから、私は壊れないでいられるんです。
そう語る瞳は決意と底知れない
人を思う気持ちであふれていた。
産『は、本当に優しい子だね。』
「いいえ、おせっかいで、傲慢なだけです。」
そんなやりとりをして、
2人は目を合わせて年相応に笑い合った。
「けれど、御館様。私は思うんです。
柱程の人間はそうそう育たない。
なりたくてもなれないものです。
それを失わない事は確実に戦力になります。
決して甘いだけの考えではなく、
現実的な考えでもあると私は思いますよ。」
強い物が経験を積めばさらに強くなる。
それは何者にも負けない戦力です。
そういう自分もまた戦力であることを
この娘はすっぽりと忘れているのだろう。