【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第23章 眠れる皆のお姫様
夢『なんていうか、厳密には違うんだけどね。
人が別の世界を思考する時は
必ずその世界が何処かにあるんだよ。
それを無意識に見れる才能がある人が
そのピースを繋ぎ合わせてるんだ。』
「別世界の予知夢的な……ってこと?
あたしが飛んだ時期って原作じゃないから
……一応原作って未来の物語になるよね?」
なんとも不可解で不思議な話だ。
つまるところ、自分は物語の過去に居る
ということになるのか?いやそれはそうなのだが
考えていたら訳が分からなくなってきた。
結局どこに自分はいるだ?と
が頭を抱えていると
それを気にしないかのように
夢はまた淡々と説明を始めた。
夢『結構近い解釈だね。
予知夢ほど明確ではないし、本人は無意識。
更には断片的なピースだから、繋ぎ合わせる
才能が無ければ周りに知らせることもできない。
時間軸のズレは単純に僕の力だよ、
事実として淡々と世界は進んでる。』
「つまり、あの原作の物語は断片的な物から
導き出された推測に近い物……ってことかな?
え、まって……そしたら死ぬのも推測なの??」
やっと、何となく自分が今
どこにいるのか理解出来た。
物語の中ではなくて、
自分の知る物語の元となった世界の
過去に夢の力で飛ばされたらしい。
そこは解決したが、
それならば話がだいぶ色々と変わってくる。
つまり死んだ瞬間を見ているとは限らない。
ということになるのだから
色々と今後が変化してしまう。
死なないに越したことは勿論ないが
この記憶が武器になるのにも変わりはないと
は少々焦りを見せた。