【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第23章 眠れる皆のお姫様
カ『義慈さんは……貴方にとって、
とても大切な人でしょう?…だからこそ。
なのは分かっているけれど、強すぎよ貴方は。』
がここまで強くなったのも、
感情豊かになったのも、皆の影響はあれど
事実的に親代わりの義慈と柚樹の存在が
大きいのは言うまでもない。
そんな人が死ぬだなんて、
どれだけ恐ろしかったか。
あなたが弱いからだと責められても
何も言えない。けれどは
ごめんとすら思って自分の心配をしていた。
それがどれだけ、難しいことか。
本人は分かっているのかは不明だが
いくら 大切な人の覚悟だからと言っても
実際にやり抜ける人間など殆ど居ないだろう。
カ『……ちゃん。
私……強くなるから少しだけ貴方に謝らせてよ。』
「……ふふっ……………。」
突然姫様の同士は謝った。
弱くて本当にごめんね。
微笑みながらそう謝る彼女は、
共に歩こうと約束した同士に
尊敬と謝罪の言葉静かに贈る。
人のことをひたすらに思い、
恨むことなど知らない綺麗な心。
自分の心とは真逆な強く優しい彼女。
自分の弱さのせいでその強く優しい彼女は
涙をながして、今は眠りについている。
ごめんと素直に謝りたい。
情けない自分だがまだ隣を歩きたい。
優しい彼女の事だから、
笑ってそれを受け入れて強くなろうと
力強く背を押してくれるだろう。