【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第23章 眠れる皆のお姫様
カ『……義慈さんの時もそうよ?
貴方は直ぐに泣きながら迷うなって…。
自分の大切な師範ごと迷いなく切りなさいって、
私に必死で伝えてたわよね。』
カナエの目に涙はない。
いつものように微笑んで優しく頬を撫でながら
淡々と事実をに語りかける。
カ『好きな人を殺さないといけない。
……私は……ごめんね…情けなく揺らいだのに
貴方は泣きべそをかきながら
私の心配までしていたしょう………?』
自分の剣先が義慈の首筋に明らかにくい込んだ瞬間
情けなく、頸を切る力に迷いが生まれた。
_______……っ。カナエさん!!
押し込め!!迷わないでっっ!!!
その瞬間に響いたの強い声。
絶対に覚悟を無駄にするなと叫ぶその目は
相変わらず諦めなど一欠片もなくて
今が好機だと光り続けて居たが、
同時に涙を流しながら カナエにごめん
そばに居るから頑張れと伝え続けていた。
あんな優しい瞳は1度も見たことがない。
カ『また……背負うつもりだったんでしょ?
覚悟を無駄にするのは義慈さんへの侮辱です。
私達は一緒なんですよ、だから止まらずに
2人で歩きましょう。……って感じかしら。』
クスクス笑う瞳は相変わらず変わらない。
事実を話しているだけなのだから、
泣く理由が今のカナエには無いのだ。