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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第23章 眠れる皆のお姫様




カ『………弱くて本当にごめんね。』


いつもの声のトーン。
いつもの表情、まるで先程の続きのように
カナエは突然謝った。


カ『……見ていないけれど、分かるの。
そのお腹の傷は私を守るためでしょ?』


起きた時に自分の周りの地面が平で綺麗に
なっていて、大きい砂利が自分を取り囲む様に、
丸く広がっていた。

カナエはソレを1度だけ見たことがある。

鍛錬中にしのぶが自分に拳を向けた時
拳の圧で ぶわっ。と砂埃が舞って
表面の大きな砂利が拭われ
地面が丸く円を描くように平で綺麗になった。

恐らく今回のもソレだ。と
焦る意識の中で確信に似た実感をしていた。

恐らく強すぎる拳が自分に向いたのだろう、
その一撃を止めるためには
今回で1番大きな怪我をした。

カナエはそんな事実を
経験から自然に感じ取ってしまったのだ。



カ『弱くて………本当にごめんなさい。』


そっと腹を撫でると、包帯が厚く巻かれていて
傷が治しきれなかったのだと安易にわかる。

童磨と出会うまでひたすら自分の傷を
修復していた。

体質を知っていたから、走りながら大まか予測が
出来たカナエは少しだけ安心をしていた。

このまま直せば、きれいさっぱり傷が消せる。

死ぬ生きる以前にそんな大きな傷、
出来る事なら女性ならば誰だって
残したくないだろう。

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