【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第4章 ご報告に上がりました
□2人のお茶会
産『おいしいかい?』
「はい!とても、おいしいです!」
産『ふふふ、それは良かった。沢山お食べ。』
「いくらでも食べれそうです!」
青空の下、陽気も心地よい。
出された甘味は甘さも程よく、緊張も幾分とけた
は上機嫌にモグモグと甘味を食べていた。
産『いくつなんだい?』
「10歳です!柚樹さんと義慈さんと暮らしていますよ!」
そうかそうか、それは楽しいだろうねぇ。
と自慢げな姿を優しく見つめる。
産『あの二人も、昔は鬼殺隊だった話は聞いているかい?』
「あまり詳しくは聞いておりませんが、
鬼殺隊だったことは存じ上げております。」
産『大きな怪我をするまではね、2人は柱より強かったんだよ。』
「柱より、ですか??」
産『何度も柱になってくれと頼んだんだけどね、
自分の流派は人を強くする為で己に使うものでは無いから柱の手助けをする役目をくれと言われてねぇ…』
「お2人なら、そういうかもしれませんね。」
何だか、想像ができます。
と甘味を頬張りながらクスクスと笑う。
産『きっと、君も同じことを言うんだろうね。』
「はい、私は2人の弟子ですから!」
お2人がそうしたのなら、私もそうします。
と何故か誇らしげに答えた。
産『だから、君が鬼殺隊に入ったら柱付という
役職を作ろうと思っているんだ。』
「柱付 ですか?」
産『柱と肩を並べて戦う
柱を支える役職にしようかと思ってね。』
強い剣士は自己犠牲を顧みない。
倒すためには犠牲は仕方ないと思うけれど、
それでも何か支えがあれば変わるのではないかと
少し甘い考えかもしれないが、そう思うんだ。
君はどう思う?と、優しく問いかけられる。
この人でも迷うことはあるんだと
面食らったが、直ぐに答えを出した。
「師範や私の流派は 支心流 といます。
今、御館様が仰った人を支える心を核とした流派です。」
私も初めは、甘いと思いましたし
おせっかいで、傲慢な流派だと思ったんですよ。
と、は笑う。
「けれど今の私は、人のために戦う人を
守りたい。だから今はそうしてもよいと
言ってくれる 支心流 に感謝しています。」
だから、御館様の甘い心を否定する術は
私にはございませんよ。
そう言って優しく微笑んだ。