【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第23章 眠れる皆のお姫様
宇『、早く起きろよ。
早くしねぇと俺の胃に派手な穴があくぞ。』
【 俺は弱いからお前を信じきれない。】
そう涙を流した護衛は彼女がいなければ
心に大きな穴が空くだろう。
涙を流しながらも茶化す様に笑う彼の心の中は
ほどんどが、守りたい者で構成されている。
もしも、それを取り上げられたら
彼はまだ1人では歩けないだろう。
それを支えられるのは
彼女ただ1人だけ。
彼の優しい甘さが心地よい彼女は
決して変われなどと叱咤しない。
それが自分のエゴだと分かっているから
いつもそれを黙って背負う。
それが、彼女の幸せであるのだと
やけに派手な優しい護衛が気づいた時
本当の意味で彼は強くなるのだろう。
眠りながら微笑む彼女には
きっとそれがわかっている。
甘さが捨てられないのなら
それを超えるほど強くなればいい。
あなたにはそれが出来る頭と度胸がある。
結局のところ、そんな単純な話なのだ。
信じていない、期待していない。
などと言う弱者の言う戯言を
気高い彼女が言うわけもないのだから。
。