【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第23章 眠れる皆のお姫様
□早朝に姫様の弟子は叫ぶ (煉獄杏寿郎)
【 俺を強くするのはいつでもお前だ。】
杏『おはようございます!!』
柚『おや。1番は杏寿郎君かい?
よろしくね。僕は隣の部屋にいるから。』
杏『はいっ!!わかりましたっっ!!』
柚『こら。ここは救護所だよ……静かにね。』
杏『…よも……はい。すいません。』
朝のだいぶ早い時間、
一番乗りの杏寿郎が元気いっぱい現れた。
その元気すぎる声をやんわりと怒られたため
黙ってベッドの横にある椅子にちょこんっ。と
行儀よく座ると、もう先程の事を忘れたのか
勢い良く快活な声で話し出した。
杏『おはよう!!
俺が一番乗りだ!!…だいぶ揉めたのだが
弟子になった順という事で俺が1番になった!』
宇髄とは同着でまた揉めたが、
稽古をつけてもらったのは俺が1番早いからな!
それだけ言い切ると黙って真っ直ぐ前を向く。
ほんの少しの間黙っていたが、
やけに病室が静かで落ち着かないのか
そのままの目線でまた元気よく話出す。
杏『俺は、早く鍛錬がしたい!!
お前の事だ、どの道すぐ治るのだろう!!』
問いかけるが返事は当たり前に帰ってこない。
それに何とも思っていないかのように
を見もせず淡々と話し続ける。
杏『俺は早いところ強くならねばならん!!
上弦の鬼をほとんど1人で倒したと聞いたぞ!!
やはりお前は、中々に遠いようだな!!』
はははっ!!と笑うが相変わらず前を見て
の方を見もしない。返事がないことは
勿論分かっているが、何だか無視をされている様で
ほんの少しだけ、それが気に入らないのだ。