【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第22章 上弦の鬼という存在
「……なーんてね。鬼さん捕まえた。」
童『……?』
身体が全く動かないのに、先程とは一変
自信に充ちた目でニヤリと笑ったは
突然空を仰いで何かを叫び出した。
「諦めないっっ!!身体が動かなくても!!
例え支脚が千切れても、私は死なないっ!!
それは貴方も同じでしょう、カナエさんっ!!
貴方も私も、そんなに…弱い人間じゃないっ!!」
童『…あ、あれ。……何したんだい。
僕の身体…………全然動かないんだけど。』
実は、早々に自分の身体は動かないと
見切りを付けて、止血を完璧にやめ
残り少ないオーラをひたすら貯めていた。
それを先程の会話をしながら童磨を自分に
引き付けてオーラを大きな手に変化させたのだ。
童磨には見えないが、
彼の身体は今オーラで型取られた大きな手で
包み込むように抑え込まれている。
もしかしたら、彼の感じた何かは
その気配だったのかもしれない。
それを早く使いたいと思いながら
ひたすら耐えてこの好機を待っていたのだ。
涙はその好機を待つのがが余りにも長く、
傷付いていくカナエを見るのが辛かったから。
には 諦める事 など
そもそも頭に一欠片も無い。
「カナエさん!動かない足引きちぎってでも
私が押さえてる間に童磨ぶった切ってよ!!
まだ貴方も私も死ねないでしょっっ!!!!」
そしてカナエの覚悟もの覚悟も
絶対に揺るがない。たとえそれが暴論でも
例え首だけになったとしても鬼を消し去る。
それはお互い返事などしなくても分かっている。
カナエもの出血量の増加と
叫ぶほど回復した姿に変化を感じ取っていた。
逃げて?そんなのは嘘っぱちだ。
仮面の笑顔?本来の勝ち気で優しい笑顔だ。
2人で戦うと約束した。
どんな状態でもそれは変わらない事実。