【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第22章 上弦の鬼という存在
~カナエと~
「………っ!!(まずい…今は…駄目…っ!!)」
カ『…ちゃん、絶対守るから。
安心してそこに居なさい。頑張るのよ?』
時刻は夕刻。太陽に雲のかかる空は
もう既に陽の光が見えなくなっていた。
本部まであと5キロほど。
半日以上走り続け肩で息をするカナエは
をそっと地に降ろすと、
屋根の上にヒョイッと上がった。
カ『……上弦の弍…。貴方を討伐します。』
童『うーん、僕はが心配で来ただけ
なんだけど……討伐されちゃうのかい?』
カ『………ふざけないで下さい。
さっき程そちらから攻撃して来たでしょう?』
童『だって君、必死で走っていたから
止まってくれそうに無かったんだもん。
そんなに怒らないでくれよ仕方ないじゃないか。』
少し違うかもしれないが、それは
何処か見覚えのある光景…。時期もおかしい。
けれどなぜだかそれは 今 起こってしまった。
「カナ……エ…さんっ!!ゲホッ。駄目!!」
カ『ちゃん。私を信じて。』
の予想通り体内の組織までも
修復した身体は風穴こそ大分塞がったものの
血の流しすぎと必死に痛みに耐え力を入れすぎた
せいでの身体は全く動かない。
何とか手を伸ばして止めようとするが
やはりどうにも、今は動けないようだ。
童『あぁ、綺麗な身体に傷がついてるじゃないか。
けど大丈夫だよ、僕そういうの気にしないから。
君は変わらず魅力的だよ。』
「……っ。(何で……。今なのよ!!!)」
カ『こちらを向きなさい。
あなたの相手は………私です。』
童『………いいねぇ、君も強い女性だ。
そうだなちょっと…………遊ぼうか。』
「…くっ!!(動け!!身体を動かせっ!!)」
刀を、構えるカナエ。
それに対峙しながら楽しそうに微笑む童磨。
全く動けない手負いの。
この物語りは狂ってしまったのだろうか。
最悪のタイミングで
また1つ歯車が動き出してしまった。
。