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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第22章 上弦の鬼という存在




カ『…揺れるけど…我慢してね。
直ぐに手当をしない意味があるんでしょ?
……信じて走るから、頑張るのよ。』


今は、血を吐きすぎて話せないのだろう
腕の中のは痛々しく微笑みながら
コクリと頷いた。

力を入れる度にカナエの隊服をぎゅっと
握る素振りでしっかり生きているんだと
確認できて、少しだけ安心する。


カ『……謝るのも、落ち込むのも後にするわ。
ここから何も話さない。ひたすら全力で走る。
だからその手で生きていると伝えてね!!!』


そう言って力強く踏み込み
全力で救護所に向かい走り出す。


カ『(今だけでも良い!!
少しでも良い。私の身体速く動いて!!)』


苦しそうに息をしながら
何度も力を入れる。

それに答えられるように少しでも早く血を
安心できる場所で与えてやらなくてはならない。

それが自分に出来ることだと、
カナエはひたすら足を動かす。


カ『(…信じてるからね。その手に力が
入り続けること…。死んだら許さないから。)』


謝るくらいさせてね。と心の中で
願いを呟いて今は真っ直ぐひたすらに
救護所へと足を進めるのであった。

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