【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第22章 上弦の鬼という存在
□伝令そして狂い出す歯車
嵐『何で俺は人じゃないんだっ!!』
苦しそうに呟く嵐はまるで人間のようだ。
____ビュン。と音をたなびかせ本部へと向かう。
どんなに急いでも半日はかかるその距離が
本当にもどかしい。
嵐『(が自分で大丈夫だって
言っていたんだ信じてやれることやるしかねぇ。)』
が血を吐きすぎて喋れなくなる間際
嵐は やるべきこと を明確に示されていた。
______……嵐……良い?…頼れるのは嵐だけ。
…っがはっ。…はぁ…はぁ…よく…聞いて……。
苦しそうにそう呟いてから
ふーっと息を整えて要件だけをは話した。
まず既に風穴の修復は始まっていてそのやり方も
分かったから私は死なないと信じること。
正し、血は作り出せないので輸血の準備を
救護所に頼むこと。
(自分が特殊な体質のため
その配慮もあるのだろう。)
上弦の参。睡蓮の討伐にカナエとで
成功した旨を親方様に伝えて、
私は重症であるが死なないと必ず伝えること。
後は、心細いから終わったら戻ってきて。
というらしい頼みだった。
嵐『…本当は鬼も俺が倒して、
いや、せめて見える所で助けてやって……
俺が抱えて運べたら。俺は何で人じゃねぇんだ。』
悔しそうに呟くが速度は変わらない。
それは嵐が自分に出来るのは 誰よりも早く伝える
それだけだとよく分かっているからだ。
嵐『……あいつが重症となりゃあ。
漏れなく全員混乱する。…大仕事だなこりゃ。』
何とか自分の気持ちを立て直して、
今貰っている指示の他に皆にも伝えなければ。
と思ったがバカが多発している本部で
とんでもない混乱が起こることを予想して
ほんの少しだけ不安になる嵐だった。
嵐『(あいつは自分で言ったら絶対大丈夫だ。
死なねぇ!!…死なせて…やらねぇからな。)』
を信じながらも、
祈りににた誓を立てる嵐はやはり人の様だった。