【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第22章 上弦の鬼という存在
_____ピーッ!!。と何とか取り出した笛で
今の状態で最も頼りになる相棒を何とか呼ぶと
近くで待機して居たのだろう、嵐は直ぐに現れた。
そしてその光景に鋭い目を丸くする。
嵐『………?なんだその腹はっ!!!
死ぬな!!!死んでも死ぬんじゃねぇぞ!!
鬼は!!どうした!!!!答えろ!!』
慌てふためきながらも目に涙を溜めて
心配する嵐に、やっぱり本当は人なのでは?と
少し疑問に思いつつも。それどころでは無いと
まだ何とか動く口で必死に伝える。
「………嵐……良い?…頼れるのは嵐だけ。
…っがはっ。…はぁ…はぁ…よく…聞いて……。」
嵐『お前の為なら何でもしてやるから!!
何だ!!言え!!死ぬんじゃねぇぞ!!』
何とか嵐にやるべき事を伝えきり、
はついに喋れなくなった。
しかし意識はあるらしく、言われた通り
動き出した嵐を見守りながらなんとか
腹に力を入れる。繰り返し繰り返し
一息吐いてまた力を入れる。
自分はここまでなっても、死んでいないのだ。
恐らく力を入れることによって
筋肉だけでなく体内組織も再構築されると
踏んだはそれに望みをかけて、
苦行の様な痛みとひたすら戦い続ける。
「…っ!…ふーっ。…っ!…ふーっ。…ケホッ。
…………っ!………ふ…ふー。。……。!…。
(…死んでも…死んでやるもんか………。)」
嵐『カナエっ!!!カナエ起きろ!!
頼むから起きてくれっ!!が!
お前の仲間が死んじまうぞっ!!!!!』
カ『………っ。ぐっ…私……何を……。』
嵐『カナエ!!説明は後だ!!
を抱えて全力で走れっ!!!』
カ『………え?ちゃん!!!』
嵐『モタモタしてると血が無くなる!!
考えるな!!!を信じて走れ!!』
カ『………分かったわっっ!!』
綺麗な朝焼けが照らす中、
新しい戦いが今、始まった。
嵐『カナエっ!!俺は先にいくぞ!!!
(絶対に、死なせてやらねぇからな!!)』
カ『ええ!頼んだわっっ!!!
(ちゃんは死なない。そう信じてる。)』
「………………。っ…ぐ………。
(…………絶対に…。…諦めるな!!!!!!)」