【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第22章 上弦の鬼という存在
「…っ……すいません横暴ですね。」
感謝を素直に受け取るも、無意識な自分の
横暴さに呆れて ははっと乾いた笑いを零す。
『大丈夫。貴方の叱咤はとても暖かいから。
だから例えねじ込まれても…無理矢理でも。
皆貴方に感謝するのよ?…自信を持ちなさい。』
「…はい…っありがとう…ございます。」
スっとから離れて
目を合わせた女はまるで母のように
優しく諭す。それに素直に礼を言うと、
1歩後ろへ下がり背筋をスっと正した。
『わらわの名は、桐生院 憩子 。
また来世で会えた時の為に
名前位は、覚えていておくれ。』
「………桐生…院?…え、まってっ!!」
『また会えるのを楽しみにしているわ。』
「あ、まって!!…あ………えと、私もっ!!!」
消えていく女の身体に何とかそう伝え、
は唖然と固まる。
「………桐生院って…まぁ、偶然なのか。」
桐生院…院は着いているが何となく馴染みがある。
思い返せば女の笑った顔と睡蓮の横顔は
どことなく柚樹に似ていた気もしないでも無い。