【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第22章 上弦の鬼という存在
「…………やっぱり別なんですよね。」
『ええ、あの身体はまやかしだから
魂 なんて無いのよ。ただの私の想い。』
だいぶ長い間、中から見ていたの。
そういう顔は少し歪んでいる。まるで
悪夢のようなそんな日々だったのだろう。
「辛かった…ですね。」
はそれに心を痛めつつも、
不謹慎にも好きだった 睡蓮 という鬼の存在が
綺麗サッパリ消えてしまったという事実に
少しばかり憤りを感じてしまっていた。
『…大丈夫よ消えてない。わらわの睡蓮(オモイ) は
貴方に綺麗にされて、ココに一緒にいるから。』
「…っ…一緒に…
…睡蓮を…歩かせてくれるんですね。」
トントンと胸元を指さしながら
の心情を読み取ったかのように
そう伝える女は涙を流すをそっと
覆うように抱きしめる。
『貴方の黒い炎はね?底なしに優しいのよ。
罪を流すためには、鬼の想いが自分の心だと
受け入れろ…。って無理くりねじ込んでくるの。』
クスクスと笑いながら茶化すように言う声は
怨みなどは1つもない崇拝に似た強い感謝だけを
そっと伝えている。