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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第22章 上弦の鬼という存在




長い夜はもう空ける。
そろそろ空もしらみ出す頃合だろう。


睡『人は嫌いじゃが、
お前は愉快じゃ……。心底気に入った!!』


「睡蓮。貴方は美しくて強い私の好敵手だった。
不覚にも楽しいなんて思っちゃった。」


笑いながら2人はそれだけ伝えると
静かに瞳を閉じて微笑んだ。


「行くぞ。」


一息空け目を開いたが
2人で戦っていた時のように
律儀に宣告して凛とした顔で睡蓮に
透明から赤紫色に変化した日輪刀を向ける。



輪廻の呼吸 壱ノ型


「…浄化壕っ!!!!」



_______睡『……はっ、………戯言を。
(ありがとう、。愉快じゃった。)』




真っ黒な炎を纏った斬撃は一瞬で
睡蓮の頸を切り取り、地に美しい顔が
____ゴロン。と落ちた。


はそれをそっと拾い上げ
ぎゅっと胸に閉じ込める。


「……大丈夫、あなたの罪は私が焼いたから。
優しい貴方が鬼になる理由の無い人生が
歩めますように……………。」


その声と同時に睡蓮はホロホロと崩れ
腹に突き刺さった腕も静かに灰になり
まるでそこに何も無かった様に消えていった。

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