【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第22章 上弦の鬼という存在
明らかにが捕食者で自分は獲物。
拭いきれぬ恐怖心は貫いた腕以外の
動くはずの他の身体の部分まで
強制的に脳が動きを止めさせる。
「せっかくだし…睡蓮の 心 。
少し私にも見せなさいよ……。」
睡『…心…?……っ!!何を………。』
静かに呟いたは__ザシュッと
小刀を睡蓮の鎖骨付近に差し込んで
ぎゅっと抱き寄せる。
「私、結構楽しかったからさ。
鬼の貴方にも心の優しさを知って欲しいの。」
睡『……お前は………本当に 何 なんじゃ…。』
先程禍々しい気迫はもう無い。
それなのに抱きしめられた瞬間から
感じたことの無い多幸感で身体がまた
動かなくなる。それは戸惑いなのか、
諦めなのか…原因は定かではないが
睡蓮は今確かに 幸せだ と思ってしまったのだ。
「雫想詩………。
(睡蓮の人の頃の優しい記憶を少しだけ
一緒に見させて………教えてあげたいの。)」
唄うように紡ぐ声が響いた瞬間に
2人は優しい光に包まれた。