【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第22章 上弦の鬼という存在
睡『のう、。よく分かったろう。
結局、優しさなど仇となるだけではないか。』
「…ふふ…同着だね、睡蓮。」
睡『何を笑う。本当に阿呆だなお前は。
……………無駄な優しさで死ぬのだぞ?』
「………っぅっ!!」
____ゴフッ!!と言う音を立てて
大量の血を吐き出したの腹には
睡蓮の拳が突き刺ささり、はそれを片手で
ギリギリと握り締めている。
何とかカナエは守れたが
こうする他手が無かったのだろう。
あきらかにコレは致命傷だ。
睡『どうせ恐怖で狂って死ぬ娘など
気にかけなければ、わらわに勝てたぞ?』
「………へっ…へへっ。」
血を吐いてもなおギリギリと腕をつかみ
下を向いたまま楽しそうに微笑む姿は
明らかに異常で 不安から死の意識が
唐突に生まれて睡蓮の血鬼術に掛かった。
そうとしか見えない。
それ程までに当たり前の様には
痛みを感じる素振りを見せないのだ。
睡『………悲しいものぞ。お前ですら…
わらわの 幻覚 にかかったのか………。
何とも 人間 は脆くて頭が弱いのう……。』
そう言う睡蓮の顔は少しばかり悲しげで
やっと見つけた好敵手も結局他の者と同じか
と諦めの入ったため息がもれる。