• テキストサイズ

【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第22章 上弦の鬼という存在



なぜそれを見守っているのか、睡蓮には
正直よくわからないが。何となくそれを
待ってやりながら、ポツリと話し出した。


睡『不安がなければかからぬからな。
わらわの血鬼術の範囲に入った者は、不安を
拭わなければずっと術が解けぬままだ。』

ほれあの娘、夢の中でも戦っておろう?
そう指さす先のカナエは額に汗を滲ませ
拳を握りながら呻き声をあげている。


「…気絶してても意識に潜り込んだ
ままなのね……本当、面倒臭い血鬼術。」

睡『そのまま不安を拭えず、一瞬でも 死 が
頭をよぎればその死の心象と近いものに変化し
狂喜乱舞する仕組みじゃよ。』

あの娘もそのうちそうなる。
そう言ってクスクスと笑う睡蓮を
は見下す様に見つめた。


「睡蓮は知らないものね。
カナエさんのカッコイイど根性。
私なんて、比じゃないのよ?」

アホくさ。と吐き捨てるように言うと
それをまた睡蓮が鼻で笑う。


睡『はっ、けれど術に掛かったでわないか。
それが不安を感じてる何より……弱い心の
証拠じゃろう?…現に強いお前には掛からん。』

「馬鹿ねぇ、本当に。
彼女は優しいから不安になっただけで
あんたの事なんか1寸も考えてないわよ。」

そんなのも見分けつかないの?
優しさが弱さだなんて二流もいい所ね。
そう言いながら小刀をスルッと取り出す。

/ 1763ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp