【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第22章 上弦の鬼という存在
睡『ふぅ……鬼のわらわは…治るが…。
その拳………っ…もう治らぬ……だろ。』
残念じゃな。と、既に治りかけている拳を
に見せつけなら睡蓮が笑うと
それに答えるようにはニヤリと笑って
骨の突き出た拳にもう片手をそっと添える。
「……ふっ!!……っぐっ…っ痛ぁ…。」
睡『お前…!!…っ…狂って…いるのか?』
___グジャッ。という音を立てて
無理やり骨を元の位置に押し込めてから
グリグリと調整するとヘラヘラ笑いながら
その拳をグーパーと動かして見せつける。
「見た目は…っ、この…通り……。
治ったけど?………どう…かしら…?」
睡『…いやぁ…それは治っとらんだろぉ…。
皮は禿げたままだし、何より血塗れじゃぞ。』
そう言われると、頬を膨らまして
睡蓮を睨みつけは拳をまた見せつける。
「むーっ!!本当ぺちゃくちゃ煩い鬼ねぇっ!!
私は…死ぬほど武道やってんのっっ!!!
拳潰れたくらいでビービー喚かないわ!
痛みなんて根性よっ!!治ったのっっ!!」
あんたと変わんないわっ!!
そう叫びながら地団駄を踏む。
なんという暴論。
恐らく張り合ったつもりだろうが、
理屈もへったくれも無いただの根性論に
睡蓮は思わず目を丸くする。
睡『あ…阿呆か…お前は。戦いの中呆けるのは。
流石に………わらわも初めてじゃ……。』
「あら………可愛とこあるのね。
で?…どうせ私には 幻覚、効かないんでしょ?
せっかく呆けたんだし、教えてよ。」
そう言いながら隊服の裾を小刀で細く切り
それをグルグルと巻き付けて拳を固定する。