• テキストサイズ

【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第22章 上弦の鬼という存在




目の前には死んだ2人の隊士と
その屍を庇うように立つ3人の隊士。

恐らく先程話しに出た殺された
仲間5人なのだろう。

見えない 何か と対峙している。


カ『人しか見えないの?』

「いいえ、木の潜在的な記憶その物なので…
見えないのは…実際何も無いんですよ。」

けれど、3人の隊士は明らかに何かと戦っている。
そこには必ず相手がいるはず…だとすると。

カ『………透明な…鬼?』

それに まだわかりません。 とだけ答えて
ゆっくりとその戦いに指を指す。

「仲間が命を掛けたんです。
せめて、ここから何か見つけましょう。」

そういうの顔に表情はなく、
ただ真っ直ぐそれを見つめている。
今はひとつも見逃したくないのだろう。
それに習いカナエも戦いの軌跡を追う。

カ『…何か一つでも。』
「カナエさん、透明じゃないみたいです。」

カ『……どういう。』

相変わらず無表情で呟く。
透明でなければ何故見えない。
彼らは確実に 何か を倒そうとしている。

何が言いたいのだ。と思考は混乱するが、
とにかく何か…… と目を離さずにいると
横から静かなため息の様な声が聞こえてきた。

「やっぱりいません。…誰も。」
カ『誰も…いない?』

何かと戦う3人。

その顔はそれぞれ泣いたり怒ったり
とても感情的になっている。

そして全員がバラバラの方を向いていて
意味不明な動きをしている。


「恐らくですが、架空の何かと戦っています。
私が丁度右半分見てますから左半分を
見ていて下さい。隊士以外に何か影がないか。」

カ『ええ、分かったわ。』

架空の何かだとしたら確かにこのバラバラな
彼らの行動も道理がいく。

恐らくその 架空 という言葉は
何かしら操る物が居ることを刺しているのだろう。

2人はそれに標的を定め任せられた範囲を
注意深く見つめる。


/ 1763ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp