【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第21章 君が好きだと言う話
「私も、義慈さんが大好きですよ!」
その好きじゃねぇんだ。
この流れで何でわからねぇ。
そんな事を思い信頼してる笑顔がってやつが
どうにも憎たらしくなってぎゅとこちらに
抱き寄せて小さい頭に顎を置く。
義『そうじゃねぇよ。本当たち悪ぃ。
お前が本当は分かってんの知ってんだぞ?』
こいつは鈍くない。
仮にも師範だ、俺にはよく分かってる。
純粋にズレてる所はあるが大抵は見透かしてる。
それを私は子供だからという理由でねじ伏せて
誤魔化してるだけなのも知ってるんだ。
だからさっきの信頼してるフリの笑顔が
早々に分かっちまってやたらとイラついく。
「…私は、そんなに鈍くないですもん。」
義『ははっ、だろ?本当、ひでぇ女。』
「女じゃないです。無邪気な子供です。」
義『ガタガタうるせぇなぁ。
俺にはもう、女にしか見えねぇんだよ。』
「幼女趣味こじらせてますよ、それ。」
義『ホントだよ勘弁してくれ。』
ほらこれだ。
前と違って、人の気持ちを素直に
受け入れられる様になったは、
もう皆から大切にされてる事が分かるんだろう。
「…私はそんなに可愛くないですよ。
手に入れた所で直ぐに飽きちゃいます。
手に入らないから皆、拗れてるだけですよ。」
けど自分に自信が無いから、
何でこうなってんのか酷く戸惑ってる。
皆って言ってんのが何よりの証拠だ。