【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第21章 君が好きだと言う話
悲『……しまった…盆栽が……。』
「ありゃ!?皆なんで急にっ!!!」
俺は猫が好きだ。当たり前にそこにいるだけで
ただ気まぐれで…何をしでかすか分からないが
ただ自分がそうしたいだけなのだろう。
無理に干渉しない。それは何よりも純粋な証。
俺は猫が好きだ。
俺の前のはまるで猫が人に化けたようだ。
当たり前に隣にいて何をする訳でも無い。
ただ、自分がそうしたいだけなのだろう。
それに俺は酷く安心する。
無理に干渉しない。それは心地いい光。
悲『……盆栽は…駄目だっっ!!!!
きなこまつりあんこあさりしらすみけ
さしみぶち みかんえごまみたらしくろ
すだちめざしだいふくっっ!!南無っ!!!!』
「ふっ、はははっ!!!!
数が…数が多すぎてっ…!!
お経みたいになってますよっ!?
南無っ!!!って、あはははっ!!!」
俺の声を聞きバタバタっと逃げていく猫。
腹を抱えて笑う。
こうなったのも毎度猫を拾ってくる
のせいだろう…俺は…少し…不服だ。
悲『…笑うな。…が…増やしたのだろう。』
「ふ、ふふ、ごめんなさい。そうですね。
所で、この子の名前ははどうします?
白い雌のかわい子ちゃんですよ!!」
悲『………そうだな。……白か…。』
「はい!ふわふわ真っ白な美人さんです!!」
きっとの心のような猫なのだろう。
白くてふわりと優しげで…
その猫を抱いて、今微笑んでいるのか。
お前のその姿はまるで…
悲『……光だな……。』
「おお?何か意外な名前だけど良いですね!!
貴方の名前は光ちゃんだよーっっ!!」
悲『…いや………。(の事が…、
光の様だと思っただけで…。その猫でない。)』
「ん?どうしました?」
悲『………まあ…それで………良いか。』
「?………光ちゃんっ!よろしくね。」
猫の数が多すぎてもう思いつかないし
それでいいか……。白い子猫 光 。
その鳴き声はの笑い声の様に
風鈴のようで心が洗われる。
悲『もう…増やしてくれるなよ。』
「善処します。」
悲『…まあ………それもいいか。』
「ふふ、それでいいんですよ。」
それで良い。お前は変わるな。
お前が光として変わらぬのなら
俺も変わらず修羅を貫こう。