【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第21章 君が好きだと言う話
カ『私には、その世界が見えないわ。』
「…見えない、ですか?」
私には貴方の言う世界を知ることが出来ない。
貴方ほど心が綺麗じゃないのよ。
いつも心の根が理想を邪魔して
何かがどうしても突っかかるから。
真実なんて、到底見えやしないの。
カ『口では 鬼と仲良く 鬼は哀しい生き物
そんな優しいことを言っているけれど……。』
分かっているんだ頭の中では
けれどそれは理想の話。
カ『心の奥の深い所では…
何処かで鬼を恨み続けている私がいる。』
「…。(本の中のしのぶと同じ……。)」
それが私の心の根。
だからこそ…理想くらいは優しく掲げていたい。
そうでもしなければ…私は、鬼になってしまう。
カ『深く深くソレが心に根付いていて、
優しい綺麗事でも並べないと、
私は、鬼にでもなってしまいそうなのよ。』
「カナエさん…。」
どうすればそんなに綺麗になれるの?
けれど貴方が居るから貴方が綺麗だから
この子なら、私の綺麗事を背負ってくれる。と
無責任に安心してしまう自分がいる。