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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第21章 君が好きだと言う話


「びっくりしました?
輪廻の呼吸と言うんです。」

力の入る腕をあやす様にトントンと叩かれると
不思議なくらいすんなり気持ちが落ち着いてきた。

カ『…あの光は…鬼の…魂なの?』

「いいえ。違いますよ。」

すっかりそうだと思っていたので
それではアレは何なのかと涙も忘れ顔を上げる。

そうすると 何て可愛い顔をしてるんですか!!
と頭を撫でられ、スっと優しく微笑まれた。


「あれは、人の…あの女の子の魂です。
鬼である部分と人である部分は違うんですよ。」

カ『……どういう、事…かしら?』

鬼が元は人と言うことは知っていた。
けれどその言い方だとまるで 魂が2つある。
そう言っている様にも聞こえる。

「人が鬼になる時……。
身体だけが鬼に変化してそれは魂の檻になる。
その檻に人間の魂は幽閉されるんです。」

だからアレは人の魂。心なんですよ。
そう言って悲しそうに微笑む。
相変わらず私の頭を撫でている手は、酷く優しい。

カ『……心は、鬼にならないの?』

「ええ、心 と 鬼 は別物です。
鬼 が 心と共にあるなら、鬼は人を喰いません。」

その言い方は 人を喰わない鬼がいる。
そう言って居るようで妙な違和感を覚えた。

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