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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第21章 君が好きだと言う話




「わりと皆そうやって言ってくれますが、
それに関しては何と言うか、どうにも…。
受け入れるのが難しくて…申し訳ないです。」


自信なさげに、しゅん。と縮こまる。
そういう所も男心を擽てるだなんて
きっと思いもしないんだろうな。


柚『ふふ、けど君は決めたら折れない。
そのためなら貫く根性もある。だから…
そんなに疲れてる理由はそこだけじゃ無いだろ?』

そう言うとまた気まずそうに、
バレバレですねぇ…。と頭をかく。

そんな姿にクスっと笑うと、
それに答えるようにまた8分まで酌をしてくれる。


「本人がもう秘密にしなくて良いと…。
言っていたのですが…内緒話ですよ?」

柚『あぁ、もちろん。秘密にするよ。』


酒瓶を置きながらこちらを覗き込む。
酒のせいもあるだろうが、なぜだか不意に
顔が熱くなった気がした。


「耀哉と敬語無しで話す中になりました。」
柚『そ、それは流石に予想外だ。』

これは確かに秘密にしなくてはならい。
御館様ですら魅力するこの子は
ある意味、本当に恐ろしいな。

「実はお見合い前に想いを告げられて…。
ふふ、私の初接吻は耀哉なんですよ?
(………この体では。だけども。)」

いたずらっ子の様に微笑んで話すが
何故か口元に目がいってしまう。
ふいに柔らかそうだなぁなんて、年甲斐もなく
赤い唇が気になってきたので、とりあえず酒を
ゴクリと流し込むことにした。

「今日はお酒が進みますね。
この地酒美味しと評判らしいんですよ。」

柚『そうだね、とても呑みやすいよ。
甘すぎずサッパリとして僕好みだ。』

「義慈さんにはもう少し甘めの物を。
辛口…苦手みたいですから。」

そう言って、クスクスと笑う。
味の好みまで把握して、何気なく言ってくる。
皆好きになるのも無理はないさ。

どうやら幼女趣味に目覚めかけている
長年の相棒を思い出して、それ揶揄うのは
もう辞めてあげよう。と何故かふっと思った。

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