【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第21章 君が好きだと言う話
□素敵なお嬢さん (桐生柚樹)
柚『あれ、珍しいね。どうしたんだい?』
「柚樹さん…ちょっと気疲れが凄くって。」
今日の夜は心地いい。
が任務のお土産と言って
買ってきた地酒を持って月見酒でもしようと
縁側に向かうと、項垂れた可愛い先客が居た。
柚『お隣大丈夫ですか?素敵なお嬢さん。』
「ふふっ、ええ、勿論ですよ柚樹さん。」
ヒョイッと隣に腰を降ろすと
自然と酒を受け取り酌をしてくれる。
この子は本当にそういう時の所作が綺麗だ。
柚『はそういうの
どこで習ったんだい?』
「そういうの……。
あ、お酌のやり方とかですか?」
柚『そう、礼儀作法もそうだけど、
ちょっとした所作とか、とても綺麗だよ。』
そう言って撫でてやれば嬉しそうに
顔を綻ばせる。
「私はあまり自分の見た目に自信が無いので
せめて所作くらいは。と思って見様見真似で
練習したんです。」
だからそういう所褒められると
とても嬉しいんです。ありがとうございます。
こちらを賞賛しながらお礼を言う姿なんて
まさに理想の女性で大人になったら
引く手数多で大変だなぁ。なんて思ってしまう。
柚『で、気疲れの原因は色恋事かな?』
「…。う”っ。鋭いですね。」
柚『わかるさ、の師範だからね。』
きっと痺れを切らした3人が
何かしら行動してやっと意識しだした。
って所だろうなぁ。
「私も師範なのに…全然分かりませんでした。」
自信なさげに言う姿に
思わずクスっと笑ってしまう。
分からないのも仕方ない、君はまだ10歳何だから。