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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第21章 君が好きだと言う話




実『鬼が全部消えたら……
1番にする事決めてんだ。』

「……………なに。」

実『ふ、なんだァ?気になったのかぁ?
ちゃんと、ねんねしねぇとダメだろぉ。』

「……それ聞いたら……寝る。」

子守唄の、代わりにと長々話したが
今日はやっぱり寝れないらしい。
触り心地の良い黒髪を撫でれば
不機嫌なフリをしている癖に、
へにゃりと顔を綻ばせる。



鬼が全部消えたらな…
お前に 簪 をやるんだよ。
その瞬間きっとお前は俺に背中を預けてる。




実『きっとな、勝手にそうなっから。
楽しみにしとけよ。』


お前が鬼の親玉と戦うんだ。
俺はそうなんだと何となく思ってる。


その時までに俺が1番強くなって、
お前が俺に背中を預けたいって言ってきて。
俺はそれに喜んで2人で鬼の親玉を倒すんだ。

そっからはお前に 簪 送って。
あとはのうのうゆったり暮らす。


実『とりあえず、俺は強くなっからな。
それまで背中自分で守っとけよ。』

「うん。」

俺はまだまだ弱いけど。
誰よりも強くなるから。

とっとと鬼全部ぶっ殺して
お前に簪送って
皆で茶でもしばいて
ジジババになるまで柴犬なんか飼って
のうのうと、ゆったりと暮らす。
その隣にはいつも自然にがいる。


それが俺の野望と目標。


実『つぎは…抱くかんな。』
「…。(……結局今日、なんもしないのね。)」



照れ屋な風は
硝子玉をコロコロと転がす。

2人はいったいどこまで行くのか。
きっとそれは風しだいだが、
どうやら速度は亀よりも遅そうだ。




実『(未来の俺か、の想像に
勝てるくらいいい男になんねぇとな。)』

「(…これどういう関係なのかな…)」





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