【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第21章 君が好きだと言う話
またそうやって可愛いことを言う。
可愛い声の主は布団を被って丸まっている。
それを上から抱きしめて、何とか顔だけ出してやる。
実『ごめんな?
がんばって答えてくれたんだよな?』
「実弥のバカ。」
実『そうだな、俺は本当に馬鹿だ。
なあ。俺も布団入っていいか?』
「……揶揄う?」
実『揶揄いはしねぇ。けど、
イタズラ位はするかも知んねぇ。』
「……私じゃ萎えるんでしょ。」
実『…腕…いらねぇのかぁ?』
「……………やだ。ちょうだい。」
実『本当、お前可愛いなぁ。』
「萎えたくせに。」
実『物の例えだ。元気だぞ、痛いくらい。』
「……早く腕ちょうだいよ。」
実『左だっけ?』
「今、引張てるでしょ。」
実『俺その仕草好きなんだよ。』
「うるさい、早く寝るよ。」
実『おう、もう遅いからな。』
「……大人になっても寝てくれるんでしょ?」
実『あぁ、多分意味変わってくるけどな。』
「……私にも実弥にも相手がいなければ良いよ。」
実『なんだそれ。俺がその相手になるんだよ。』
「……実弥の腕枕丁度いいの。」
実『おれはお前の全部がしっくりくる。』
「………萎えたくせに。」
実『別に触ってもいいぞ?めっちゃ元気だから。』
「……当たってるから知ってる。」
実『…おら、襲われる前に寝ろよ。』
「……実弥。おやすみ。」
実『お疲れ様…おやすみなぁ。』
そう言って2人で目を閉じる。
何だかんだいつも通り。今はこれでいい。
しかし、どうやらさすがのも
中々寝付けないらしくいつもの寝息が聞こえない。
今日はめいっぱい醜態を晒したし、
好きって事も、やりたいって事も、
結局ぜんぶ露見してしまったから………。
せっかくなので似合わない愛でも語ってみようか。