【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第21章 君が好きだと言う話
うっかり口を着いてしまえば、
眉をこれでもかと下げてポロポロと
泣き出す。怒ってるんだか
泣いてるんだか分からないが。
実『(物凄く、必死でかわいい。)』
「ホントなんなの!?バカにしてるの?
私、手……こっちって……した時めっちゃ…
緊張……した……のに…良いのか。なんて
きいてくるから!!何で伝わんないの!?て。
しかも……萎えた…はさすがに酷くない?
私、可愛くないの知ってるけど…そんな……。
実弥のバカ……からったんでしょ…酷いよ。
私………凄い…ドキドキして…勇気出したのに…」
私、乗り気になって、バカみたい。
なんて言いながらグズグズと膝の上で泣く姿は
もうなんというか信じられないほど可愛い。
けれど、どうも内容は色々ややこしいようで。
とりあえず、修正しなければならないが…。
こっちもこっちで目の前の可愛い物体に
パニック状態のため、中々収めるのは難しそうだ。
実『ちげぇ!!そうじゃねぇ!夢みたいで…
おい、ほんとに…あぁあ!!!萎えねぇよ!
冷静になったって…いや、なんて言えば!!
あのほら、めちゃくちゃ元気だぞ俺? ?
な?わかんだろ?お前が好きすぎるんだよ。
今、有り得ねぇくらいお前本当に可愛いんだよ。
仕切り直ししちゃダメか?頼むから。な?』
「萎えたんでしょ!!ごめんなさいね!!
萎えさせちゃって!!それならもう…
もう…必要ないじゃんっ!!寝るっ!!」
涙を溜めたまま、膝から降りて
布団に潜り込む。
なんかとりあえず俺が悪いっぽい。
実『…萎えてねぇんだよなぁ。(俺、マジで馬鹿。)』
手…こっち…って何だよ。可愛すぎるだろ。
もう俺どうすりゃいい………何から処理すれば。
緊張してたのかぁ……てか誘ってたのかぁ……。
勇気出して……てかドキドキしてたの?…
いやもうダメだが可愛くて死ぬかもしれない。
「実弥……。」
実『な、何だ?』
「もう、そういう揶揄い方は…やめて?
私……恥ずかしくて死んじゃうし……。
実弥相手だと…辛くて悲しくなるから。」
実『これが揶揄いだったら、俺役者になるわ。』