【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第21章 君が好きだと言う話
実『俺だけを見てくれりゃ…
もっと幸せなのになぁ。』
寝顔は安心する。
絶対にあの目を見ないでいいから。
実『…俺を通して 誰を 見てんだよ。』
誰かなのか何かなのかも知らない。
キラキラした可愛い目で、
俺を見ながら俺じゃない誰かを見てる。
だからそれは俺自身への目じゃ無いんだ。
お前じゃなくて 他 だと言われているようで
毎回酷く胸が締め付けられる。
実『他の奴はそいつだけを見るくせに、
なんで俺だけなんだァ?…どんだけ辛いか。
俺はぁ……それでも好きなのに…何で……
俺を見てくれねぇんだァ…………。。。。』
「あ、あの………実弥?大丈夫?」
うっかり寝ているを押し倒して
感情のままに喋っていたらそりゃそうだ。
が起きちまった………最悪だ。
あろう事か俺は今ボロボロと涙が零れている。
とりあえず何とか衝撃で引っ込んだが、
とにかく気まずい、そりゃ起きるよな。
何をやってんだ俺は……阿呆か。いや阿呆だ。
本当に最悪だが確認しなければならない。
実『…正直に答えろォ。どこから起きてた。』
「……えーと…幸せなのになぁ。辺りで起きて、
…俺を通して 誰 を見てる。辺りからは……
しっかり………ハッキリ…と。はい。すいません…」
実『(ほぼ全部じゃねぇかよ。)』
もう収集つかねぇよこれ。
もうこのまま思いを告げて真意でも聞いて…
いや待て、これは…まて俺、告白したなぁ!?
明らかにこれは告白しちまってるよなぁ!?
しかも号泣しながら、女々しい台詞で!!
うわっ最悪だ!!何やってんだ!ぁぁっ!
「実弥は百面相してもかっこいいね。」
ピタッと焦りまくっていた思考が止まる。
目の前の黒目は 俺の大嫌いなあの目 だ。
もういい、その目……マジで腹立つ。