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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第21章 君が好きだと言う話



この前見合いをして、
とても綺麗な あまね という女性に会った。

結婚出来る年になるまでは、
鬼殺隊の仕事やしきたりを覚えて貰おうと
早めに顔合わせをすませたのだ。

最早決定で、見合いでは無いと思ったが
彼女があまりにもすんなりと受け入れていて
こちらも何とも言えずただ、感謝した。
しかしそれが何か悪いことをしているようで
2人になった時に素直に胸の内を彼女につたえた。

産『自分は長く生きられないし、
立場的に君には大変な思いをさせる。
きっと…幸せにはしてあげられ無いから。

断りたかったら今言っておくれ。何とかする。
幾ら決まっていたとしても選んで欲しいんだ。』


そう伝えると真っ直ぐこちらを見つめ
ハッキリと彼女は言った。


あ『私は今……誓いました。
貴方の妻になり一生お慕い致します。』


それが本気なのは嫌でも伝わってきて
ありがとう。とだけ返事をすると
今度はニコリと微笑まれる。


あ『忘れられない素敵な方が、
貴方にはいらっしるのでしょう?』

なぜ知っているのか。
いや、察したのか………。
どちらかは分からないがその顔は
とても美しく笑っていて思わず頷いてしまった。


産『先程言ったことも本心だよ。
けれど、まだ…忘れられない子がいる。
その子の事は今も大切に思っているよ。
けれど、不誠実な事はしたくないんだ。
君の覚悟は受け取った。私も覚悟するよ。』

あ『いえ、そんな覚悟はいりません。』

言い切るが早いか、スッパリと言われた
予想外な返答にふっと、を思い出す。
けれどやはりどこか違ってその違和感が
なんとも心地悪く感じてしまう。


あ『好きな殿方の顔を見れば大抵分かります。
大方今の返答が予想外で、貴方の想い人も
その点、貴方を驚かせる方なのでしょう。』

産『おや、君にも隠し事は出来なそうだね。』

そんなに自分はわかりやすいのかと
自傷気味笑うが、
不思議と今度は悪い気がしない。

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