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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第21章 君が好きだと言う話




産『そうだね。確かに私は御館様だ。
しっかり自信を持たないといけないね。』


そう言って頭を撫でれば、嬉しそうに頷かれる。

かと思えば目線を下にずらして
今度は言いにくそうに言葉を紡ぐ。


「……けど、私やこれから出来る御家族の前では
耀哉 で、僕 で、いて欲しいと私は思ってます。
だから…あの………私は友人ですから…。
あぁ…なんて言ったらいいんでしょうか。」

ワタワタとする姿が可愛らしくて
言いたいことは分かるが、
ちょとした悪戯心で黙って見つめてやる。


「あの…耀哉っ!甘えて下さい!!////」

そう言って腕を広げる。
大まか予想は当たっていたが、
何ともやっぱり少しズレている。
それが、どうしても可愛くて
思わず吹き出すように笑ってしまう。


産『ふ、ふははっっ。
…の甘えるって物理なんだね。』

「あ…えと、いや、精神面でも…。
そうなんですが、やり方が分からなくて
とりあえず………あの、嫌でした?/////」

オドオドと聞くくらいなら
その腕を下げればいいのに、
相変わらず広げたままの姿に
また笑ってしまう。

腕を広げては居るが身長的にどうしても、
こちらが抱きしめている形になるが
それはそれで心地良いので良しにしよう。


産『本当に光源氏になろうかな。』
「………?どういうことですか?」

抱きしめながらそう言えば
広げていた腕が背中にまわされる。
自分の問いかけに意味がわからない様子の
。こういうのはわざとなのだろうか。

とんでもなく鋭いのに、
やっぱり微妙にズレているのか
こちらのこういう言葉には滅法疎い。

それがわざとならお手上げだし。
これが本当でも結局お手上げだ。

この子の前では建前や嘘など、
なんの意味もなさないのだろう。

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