【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第21章 君が好きだと言う話
様の着いていない自分の名前は、
…いや、そもそも 耀哉という自分の名前は
あまりにも呼ばれない。
聞きなれない響きが物凄く嬉しい。
が今、 耀哉 と呼んだ。
それも顔を赤くして。
自分事だといつも少しだけズレている。
そんなの事だから、何かを
微妙に勘違いしてこうなったのだろうが
どんな理由でも嬉しいことに変わりはない。
嬉しくて愛しくて、
後ろからぎゅっと抱きしめる。
産『…。もっと呼んでおくれ。』
「……耀哉…は嫌じゃない…ですか?/////」
産『嫌なら強請らないよ。もう一度。』
「……耀哉…は大変ですね。」
産『皆の方が大変だよ。
僕は指示をするだけだから……。』
そう言うと抱きしめていた腕を
無理やり解かれくるりとこちらを向き
真っ直ぐな目で見つめられる。
「耀哉は自分に出来る1番いい形で、
命をかけて鬼殺隊を支えて居るんです。
それは産屋敷耀哉にしかできない事です。
僕は指示をするだけだから…
何て絶対に二度と思わないで下さい!!
貴方は立派な 御館様 です!!」
その言葉に何故か頬をバシンっと
叩かれようなそんななんとも言えない
感覚に襲われる。目が覚めたと言えばいいのか。
何にも事実は変わっていない。
けれど自分の根っこにあった
中途半端な何か が今確実に
の言葉で引っこ抜かれた。
それはソコにあった事すら忘れてしまうほど
キレイさっぱり無くなって、
よく分からないが何故かとても清々しい。