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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第21章 君が好きだと言う話




産『それだけ読み込んでいるのに
本筋がふわふわしてるというのは…。
流石に嘘じゃないのかい?』

話の前半に思った疑問を
せっかくなのでもう少し…。と
抱きしめたまま問いかける。

「うーん、読みながら考えるのは
文が難しすぎて、ちょっと無理だったので。
自分で要所要所を書き出して繋げた物を
読んだ考察何ですよ………。」

だから本当に勝手な絵空事です。
なので本来のこの本とはもしかしたら
ズレちゃってるかもしれません。

と気まずそうに笑って腕からすり抜ける。
それを少し残念に思いながらも、
何だなるほど。と納得するが
唐突にふわっと疑問がわきあがる。


結局の所それは翻訳なのでは?
この複雑な読みにくいものを明確に、
この子は訳してしまったということか?

その手の教育をしっかり受けた自分ですら
言い回しの面白さや大筋は分かるが……。
しっかりと訳せと言われたら出来ない。

内容は理解できているが、どちらかと言えば
言葉遊びを楽しむのに近い、そんな読み方が
正直普通な物なのだが……。
そう言えば彼女は当たり前のように
普通の書物として語っていた。


産『…。君は本当に頭が良いんだね。』

「……?そうでも無いですよ。」

まろび出た本音に軽く返される。

どうやら腕をすり抜けた原因は
目の前のご馳走(本)が我慢できなかったせいらしく
本棚に向いどれを読もうかと真剣に悩んでいる。

嫌だからと言う訳じゃ無かったのか。
とひどく安心してしまい、
うっかり顔も緩んでしまう。

けれど少しだけ本にを奪われようで
その後ろ姿に嫉妬してしまう。

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