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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第21章 君が好きだと言う話




杏『本当はが良かったんだ。』
「………え、私?」

少し息をついてから静かにそう言うと
間抜けな返事をされたので、
少々意地悪な言い方をすることにしよう。

杏『嫌か?』

「え、えと、嫌か?とは。
ど、どれのと言うか………。
ど、どういう事でしょうか?」

ワタワタと敬語になるほど焦る。
それじっと見つめて口を開き、
何も言わず口を噤み下を向く。

杏『………。』
「……杏寿郎?」


俺、煉獄杏寿郎は
別にそこまで色事に鈍感ではない。

好意を寄せられる事が多かったので
何となく自然に理解した。

だが、色事や女に特に興味は無かった為、
恋人等は作ったことがない。
正直その手のやつはめんどくさい。

けれど、経験から
どうすれば女性が落ちるのかは、
何となく察しが着いていた。


杏『(今ここで、目を細めて見つめて、
低い声で好きだと言えば想いは伝わるし、
断られても接吻位は出来るのだろうな。)』

大丈夫?と、顔を覗き込むに
眉を下げて微笑むしかできない。

穴に入るまでは、本当にショックだった。
初めて接吻が、男2人とは俺は可哀想だ。

ただ、が1人で此方へ来たので、
好機だ!!と少しばかりやるきになって
穴の中に引き入れたんだ。

しかしまぁ、いざ目の前にすると
踏ん切りがつかなものだな……。


杏『(接吻出来て、それで何なんだ?
関係が壊れる方が何倍も嫌だ。)』


俺は初めて好きな子が出来て、
毎日思うだけで幸せになれたし、
めんどくさい等と思ったことも無いし、
今やその子とこんなに仲良くなった。

それが 接吻ごとき で崩れるのは
馬鹿馬鹿しいとも思うが、本音はしたい。

自分の想いを理解してくれて、
頬を染めてた姿も見てみたい。

好ましい答えが返って来るかは別として、
それが出来る 方法 は知っているし
今がそのチャンスなのだ。

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