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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第20章 皆で強くなりましょう



宇『お、おい避けろっ!』
杏『むっ、無理だっっ!!!』
実『…くそっ!!!!』

向かう方向が同じだった3人は
どんどんと距離が近づく……。
空中のため身動きが取れない。

宇『て、手だ!!手を出せ!!』
杏『?…わ、分かったっ!!』
実『…あ?ぁあ!!!』

____ガシッ!!

意思が通じた3人は
それぞれの手を掴み
何とか激しい衝突は避けられたが、
それに安心して3人は力が抜けてしまう。



______ちゅっ。



力が抜けたせいで
勢いを殺しきれず、
優しく顔面でぶつかる3人。

直前でヤバいと気が付き
咄嗟に顎を上にあげるが
考えた事は同じだった…。

残念ながら、それはまるで
全員が唇を差し出した様な格好で。
必然的な柔らかい衝撃が ちゅっ。と
可愛らしい音を立てて襲いかかってきた。

最悪である。
仲良く3人で接吻など笑えない。


宇『…!?』
杏『…!!?』
実『………!?』

し『あ、あらぁ…。』
「う、うわぁ……。」


______どがんっ!!!
宇 杏 実『『『…うげっっ!!』』』
_______スタッ
「………………ど、どんまい。」



目の前の衝撃に一瞬理解ができず
固まってしまった3人は手を繋いで
顔をくっつけたまま地面へ落ち、
潰れた蛙の様な声を出す。

少し遅れて スタッ。と着地した
も流石にこれには
良い言葉が見当たらず
どんまい。とだけ言ってやった。


宇 杏 実『『『……ぅげぇぇええっ!!』』』

「………流石に可哀想だね。」
し『確かに……可哀想ですね。』

うぇぇ!!と吐くような動作をしながら
必死に唇を擦りまくる姿に、
流石に 鍛錬中!!とも怒れず、
素直に同情してしまう。

しのぶもそれに寄ってきて同意の意を示す。


実『う、宇髄っ!!おめぇが 手ぇ出せ。
何て言ったからだぞっっ!!』
宇『お前らも派手に同意しただろうが!!』
杏『よもや!!俺は貝になりたい!!』

ひとしきり唇を拭きまくり、
3人はバタバタと喧嘩を始めた。

「ちょ、お、落ち着いてっ!!
皆、同じ気持ちだから。…多分っ!!!」

宇 杏 実『『『多分ってなんだよ!!』』』



それを見て焦って止めに行く。
これで怪我までしたらさすがに可哀想だ。

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