【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第20章 皆で強くなりましょう
「…っっう!!(選択もタイミングも最高。)
良いね杏寿郎。…完璧っ。」
杏『うぉぉおおっっ!!!!』
ギリギリと押し合うが、
あいにくの片手はくまの人形で
埋まっているため片手でしか受けられない。
杏寿郎の目は闘争心むき出しで、
気迫は素晴らしいが今回は勝つのではなく
奪わなくてはならない。
「その、闘争心は良いけど…
本来の目的を忘れちゃ駄目っっ!!」
杏『…っぐぁっ!!!!』
ギリギリとお互いに力で
押しあって居たが、杏寿郎は前蹴りをくらい
後ろに吹っ飛ぶ。それに合わせて今度は
体制を整えた実弥がガツガツと突っ込んできた。
「(この2人ちゃんと連携が取れてる。
滅茶苦茶……良いじゃない…………。)」
正直今日はぐちゃぐちゃだろうと
予測していたは
一瞬めを丸くしたが、直ぐに真顔になり
実弥の力任せの斬撃を柔らかくいなす。
実『らぁぁぁっ!!!!』
「力任せに打ってくるなっっ!!」
ぶんぶんと、振り回す様な
実弥の斬撃は真っ直ぐ過ぎて
せっかくの柔軟な身体を無駄にしている。
「実弥は…っ、柔らかいんだから、
もっと上手く…力を……使えっっ!!」
実『…っぐっ………くそっ!!
(柔らかいのと力は関係ねぇだろっ。)』
「遅いもっと速くっ!!!」
実『…あァァァ!!!!
(動かねぇよ!!これ以上っ!!!!)』
「攻撃向きにそって体移動っ!!
何でいつも…それ……忘れるのっ!!!」
実『…ガっ!!(くそ分かってんだよ!!)』
ガツガツと、撃ち合って居たが
結局押し負けて少し後方へと飛ばされる。
「夢中じゃない!無心!!
自分の作り出した流れを利用するの!
風はそんなに硬くないでしょ!!」
実『…っはいっ!!
(風は硬くない……筋にそって
もっと滑らかに…って事か。)』
「体移動さえ出来れば、
力も速さも勝手に増すから。
そうすれば真っ直ぐじゃない複雑な斬撃も
無理せずに放てるようになってくる。」
実『…!!はいっ!!
(なるほど…身体ごと使えって事か。
…あれが上手く出来きなかったのは
剣筋が真っ直ぐすぎたのか………。)』
_________シィィァァァ。
カチャリと刀を構え直し
実弥は呼吸音を響かせる。
それを見て恐らく今の実弥が
1番苦手であろう型を予測して
それに備える。