【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第20章 皆で強くなりましょう
確かにここまで苦労した。
念を覚えてから格段に希望は増えたが
その修行もが相手だ。
身体が動かなくなることなんて
ザラにあったし、この前なんて
うっかり肋骨が3本も折れてしまった。
(直ぐにが治したが大騒ぎだった。)
けれど…今自分は
確実に鬼の頸が切れるだろう。
し『私、思ったことがあるんです。』
「んー?」
し『が居れば、出来ない事なんて
無いんじゃないかって。』
「ふふ、私は神様でも何でもないよ?」
しのぶの言葉に楽しそうにそう返すと
そんなの知ってますよ。と
こちらも笑いながら返事をされる。
し『たぶん強いとか弱いとか
全然関係なく、何となくですが。
笑った顔を見るとそんな気がするだけです。』
まあ実際色々型破りで、
根拠もあるのが怖い所ですが。
茶化すようにそう言うとそれにニコリと
微笑まれる。
「私もあるよ有り得ないのに思う事。
皆の笑顔見てると、もう鬼なんて
全部倒しちゃったんじゃないかって
そんな風に思うことあるんだよねぇ。」
無責任だけど、仕方ないよねぇ。
本当にそう思う位幸せだし。
足にオーラを集中させて
垂直に木をトコトコと登りながら
気楽そうにそんなことを言う。
し『珍しいですね。
がそんな事を言うなんて。』
珍妙な光景に笑いつつも
自分もそれに習って木を登ろうとする。
し『あ、あらっ…?』
簡単に見えたが、これが中々に難しい。
1歩程度なら登れるが、どうにも
その後がまったく登れそうにない。