【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第19章 新しい階級
□似たもの同士
実『……流石に疲れたなァ。』
この部屋を使って良いよ。と案内され
やっと1人になった実弥は
恐ろしく濃い1日にため息を着く。
実『師範たちにお別れ言って…
鬼殺隊本部について、縛られて…
袋ずめされて…贈り物だァ。て言わされて
とんでもねぇ棒倒しやって…………。』
振り返るとやっぱり怒涛の1日で
良くもまぁこれ程までに
詰め込めたもんだと思わず笑ってしまう。
実『飯も、美味かったなァ…。』
幸せな夕飯を思い出し、
何だかんだ幸せな1日だったと
用意された布団を敷きながら
心地の良い疲れだなァ。なんて
少しジジくさい事を思う。
実『…可愛くなってたなァ。』
何だか少し大人びた姿を思い出しながら
まだ冷えている布団に潜り込む。
実『……。(覚えてんのかな…。)』
そっと瞳を閉じながら
初めての逢い引きの日の事を
何となく思い出した。
____大人になったら買ってやるから
それまでこれ付けとけェ…。
聞くのも何となく不躾な気もするし
けれど出来たら覚えていて欲しい
きっと分かって居ないだろうけど…。
何とも複雑な気持ちだ。
そう言えば、
あのまま邪魔が入らなければ
接吻していたのだろうな……。
とタイミングの悪い鬼が更に恨めしくなったが
考えても仕方ない。と何とか邪念を取っ払う。
疲労と暖かい布団がそれを手伝い
簡単に眠気が勝ってきた。