【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第19章 新しい階級
悲『(子供とはなるべく関わりたくないが…。
君を見ていると、子供が好きだった…。
まだ疑い深くない純粋な自分を………。
少し思い出せる気がするんだ。)』
そう心で呟いて少し早足で
楽しそうな声に着いていく。
「悲鳴嶋さーーーんっ!!!」
早く早くと急かす声に、
大丈夫だ場所は分かる。と返事をすれば
そうじゃなくて!!一緒がいいんです!!
と小さな手で腕を捕まれ引っ張られる。
「へへ!!悲鳴嶋さんは大きくて
何だか安心しますね!」
悲『……そうか。……昼食…楽しみだな…。』
そんな会話をしていると
もう片側の腕をカナエが掴む。
カ『ふふ、ちゃんばかりずるいわよ?
さあ悲鳴嶋さん、行きましょう。』
義『おお、モテモテだな行冥っ!!』
悲『………南無阿弥陀仏…南無阿弥陀仏。』
「なんでお経っ!?」
そんなやり取りをしながら
団子の様にくっついた一行は
支心亭へと足早に向かう。
「義慈さん…柚樹さん
どうしたんでしょうか?」
少し不安気に問いかける。
今日は本人のみもで良いと言われていたが、
時間があれば師範2人もおいで。と
気を使った一言が文に添えてあったので
てっきり2人揃って来るものだと思って居たら、
朝になって柚樹が 2人で行きなさい。
と家に残った為、少しだけ気になっていたのだ。
義『具合悪ぃとかじゃねぇから安心しろよ。』
そう言いながら撫でてやると
それなら良いんですが…。と
少し不安そうだ。
カ『ふふ、私達だけじゃ役不足かしら?』
大きな行冥の影からひょこっと顔を出し
ちょっと意地悪を言うと そんな訳ないです!
と食い気味に否定されそれにまた皆で笑う。