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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第18章 師範たちの過去



(2人についての記憶、少しだけ見せて下さい。)

「 雫想詩。 」


膝を着いて祈りを捧げながら
がそう唱えると、
フワッと、ピンク色の光が
しだれ桜にまとわりく。


柚『凄いな、まるで満開の桜だ!!』
義『おい、あれ見ろ、お前だぞっ!!』


そう言って指さす先には
しだれ桜を眺める幼い頃の柚樹。
儚げなその顔は何とも美しい。


「柚樹さんほんとに綺麗…。
妖精に見えても仕方ないですね。」


2人の間に入ってきてクスクスと笑う。

柚『僕らの…記憶ですか?』

「いえ、しだれ桜の記憶ですよ。」

義『しだれ桜も…。覚えてるんだな。』


そうこうしてると子供頃の義慈が
出てきて、柚樹の腕に掴みかかり
真っ赤な顔で何かを叫ぶと、
容赦なく平手打ちをされる。


柚『ふふ、痛そうだねぇ。』
義『痛かったんだよ!!!』
「あやー、めっちゃ吹っ飛んでる。」


声は聞こえないが
暖かな光の中しだれ桜の下の思い出が
次々に映し出される。

喧嘩したり笑ったり2人の表情は
コロコロ変わる。それはどれも幸せそうで
暖かい風景だった。


義『はっ、こんなの見たら、
会わなきゃ良かったなんて思えねぇな。』

柚『ふふ、やっと納得してくれました?』



2人はそれを見ながら優しく呟く。

見逃さないようにと目を開くが
その目からは涙がとめどなく溢れる。


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