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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第18章 師範たちの過去




柚『けどね、世の中鬼なんて信じて貰えない。
何度も奉行所が来てね…。
義慈を犯罪者扱い。その度父が庇うんだけど、
周りの目も厳しくなって来てね…。』


何十人もの人達を殺したと、
周りにそんな目を向けられ続けた。

それでも、柚樹と柚樹の父はいつも
義慈と一緒にいて守り続けたそうだ。

柚『結局、町医者として
成り立たなくなって、
僕達は引っ越したんだけど。
それから直ぐ……また、鬼が来たんだ。』


「…そんな。」

柚樹はその時に留守をしていたらしく
帰ると死んだ父が義慈を抱きしめていて
守っていてそれを鬼が笑っていたそうだ。


義『震えてる俺に柚樹が駆け寄ってきて、
あいつを一緒に殺しましょう。って言うから
2人で斧を持って鬼と戦ったんだ。』

柚樹はすげぇよな。
1回も俺を攻めなかったんだぜ?
こんな優しいやついるのかって
不謹慎だけど本気で驚いたんだ。

そう言う義慈の顔は
感謝と尊敬で溢れていた。

柚『父が命をかけて守ったのが
義慈ですよ。それだけ価値があるんです。
貴方が生きていたから、僕はいつも
前を向いていけたんですよ。』

義慈の背中を叩きながら
そう微笑む柚樹にとって、
義慈が生きていた事が唯一の救い
だったのだろう。

この2人が、ずっと一緒にいる理由は
お互いがお互いの希望だからなのだと
会ってすぐにが思ったのは
きっとこういう事なのだろう。


義『ま、それからは鬼殺隊によくある流れよ。
たまたま助けに来た俺たちの支心流師範、
当時の柱だった、水源 友好 さんが
俺達を鍛えてくれて鬼殺隊に入隊したんだ。』


柚『父の亡くなったあと、
面白いくらいに桐生家は衰退してね。
それが義慈の、せいだと逆恨みした
一族の人達がまだ残ってる。
そこは、そんな下らない話だよ。』

そう言捨てる柚樹は
それが本当に嫌なのだろう。
自分の一族はクソすぎると、
珍しく汚い言葉で罵った。

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