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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第18章 師範たちの過去



「柚樹さんの家の事……。
ちょっと考えれば分かったのに
何も考えず不躾なお願いして、
本当にすみませんでした。」

内蔵を観察したいのは本当だが、
柚樹の過去を少し覗いて見たくて
ちょっとした好奇心もあった
は素直に謝る。


柚『気にしないでって言う方が
無理だろうけど……。
僕の肉親はもうココにはいないし、
ただ名前が同じってだけだから
気にすることじゃない。』


あの、クソばばぁがクズなだけだよ。
と、ニコリと笑いながら暴言を吐く。

それも、また気遣いなのだろう。
感謝しながらも罪悪感が込み上げる。


「けど、私がわがまま言わなければ
2人とも嫌な思いしなかったです…。」

義『関係ねぇよ。たまたまだ。
色々重なっただけ。』

そう言って笑ってくれるが
1番嫌な思いをしたのは
きっと義慈だったんだろう。


「………はい。」


そう返事をするが顔は暗いまま。
そんなにどうしたもんかと
首を捻るがきっとこれは、
言うしか無いんだろうなぁと
柚樹が優しく話しかけてやる。


柚『そうですねぇ。
義慈が良ければですが……。
僕達の昔話でも聞きますか?』

「……うっ。」


正直な所、こんなことがあれば
更に気になってしまう。

それ以前に、
2人が頑なに苗字を言わないのも
本当はずっと気になっていたし。

柚樹の家がとても大きな財閥で
お父さんは医者だった。という
所だけ中途半端に聞いていたので、
どうにも気になる。



義『そんな気になりますっ!!て
顔されたら、嫌とは言えねぇなぁ。』

柚『隠してたんじゃないんですよ?
中々言う機会って無いものですから…。』


ニヤニヤ笑って茶化す義慈と
少し眉を下げてほほえむ柚樹。

優しい2人に今日は素直になる事にした。


「あの、私本当は…
お2人のこと知りたいです。」

柚『うん、師弟関係に
隠し事は無しだもんね。 』

義『腹減ったから弁当でも買って
外で食いながら話そうぜ。』


義慈の提案に2人も賛成して
一行は 桐生家の屋敷を後にした。

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